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ラガツオイ小屋(Rifugio Lagazuoi)
ドロミテ DOLOMITI
コルティナ・ダンペッツォ基点 (Cortina d`Ampezzo)
 トファ-ナ(Tofane)
 フォロ-リア(Faloria) 〜Forc.Marcuoira
 トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード (TRE CIME DI LAVAREDO)
 チンクェトッリ(Cinque Torri) 〜ジアウ峠(Passo Giau)
ラガツオイ小屋(Rifugio Lagazuoi) 〜ポメデス小屋(Rifugio Pomedes)
Col Tondo〜クリスタッロ(Cristallo)
オルティセイ(Ortisei)基点

 イタリアアルプス
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このトレッキングコースは、コルティナ・ダンペッツオ(Cortina Dampezzo)の西側に位置するファルツァーレゴ峠 Passo Falzarego(2105m)から、ケーブルでラガツオイ小屋 Rif Lagazuoi (2752m)へ登り、トファーナ・ディ・ローゼTOFANA DE ROZES(3225m)の南斜面を回り込み、トファーナの主峰トファーナ・ディ・メッツォ TOFANA DI MEZZO (3244m)のリフト中間駅、コル・ドルシー(Rif Col Drusie)に至る、少し距離のあるコースです。

このコースは、ファルツァーレゴ峠越しに、氷河を頂いたマルモラータ、谷越しにチンクエトッリ(Cinque Torri)、フォーミン平原、クロダ・ダ・ラーゴの山塊を見る事が出来ます。
また、トファーナ(Tofana)の尖塔直下を回り込むと、フォローリア FALORIA(2331m)、クリスタッロ Cristaallo (3221m)の山塊等、コルティナ・ダンペッツオを囲むほとんどの有名な山塊を見る事が出来ます。


コルティナ・ダンペッツオよりファルツアレゴ峠(2109m)行きのバスに乗ります。チンクエトッリのリフト駅のバス停を通り越し、しばらくするとファルツァーレゴ峠です。
ファルツァーレゴ峠からラガツオイ小屋(Rif Lagazuoi 2752m)へケーブルで登ります。
ラガツオイ小屋は展望台となっています。
この展望台より、周囲の名だたる名峰を見る事が出来ます。

展望台の背後は、ZIMES DE FANES(2989M)が屏風のように立ちはだかって見えます。

展望台直下の南西方向側は、峠から谷底に向かって、ヘアピーンカーブの連続した道路が伸びています。その先には、マルモラータMARMOLDA(3342m)の姿が見えます。

マルモラータの右方向(展望台から西方向)にボルドイ峠 P.so.Pordoi、ピッツ・ボエ PIZ・BOE 3170m、セッラ・グループ SELLAGRUPPEが一望出来ます。
マルモラータの左方向(展望台から南方向)に巨大な尖塔を持つ名峰チベッタ山 Monte Civetta(3218m)が遠くにかすんで見えます。
その直ぐ左方向(展望台から南方向)には、谷越にアヴェラーウ山 AVERAU (2649m)、チンクエトッリが見えます。上部には遠くモンテ・ペルモ(Monte Pelmo3168m)が見えます。モンテ・ペルモは独特な山容です、山塊の目印として、ドロミテの灯台と言われています。

ラガツオイ小屋の周辺には、第一次世界大戦時、イタリア軍とオーストリアの山岳兵が戦った塹壕が岩壁に残っています。塹壕には、谷越しに相手側の陣営を見る為に、断崖の岸壁を削った窓が有ります。
人力で、岩肌に塹壕を造る労力は大変なものだった思います。この様な荒々しい高地での戦闘は、想像を絶する厳しいものだったのでしょう。

ラガツオイ小屋から、何本ものトレッキングルートが伸びています。
トレッキングの開始です。先ずはトファーナ方向のNO401に入ります。屏風のようなZIMES DE FANES(2989M)の尖塔を左手に見ながら、荒涼たる盆地状の箇所を歩いて行きます。トファーナの巨大な山塊が、徐々に大きく見えて来ます。
NO401はトファーナ(Tofana)の直下谷沿いに山深く入る、 トラヴェナンツェス峡谷Val Travenanzesルートです。

しばらく歩くと、麓から登ってきたNO402ルートと合流します。
NO402ルートはトファーナ・ディ・ローゼの南斜面を回り込み、バス通りの谷に沿いながらコルティナ・ダンペッツオ方向へ向かうルートです。

NO402ルートに入ります。Forc Col dei Bos2331mを越え、いよいよトファーナの主峰、トファーナ・ディ・ローゼの南斜面に入ります。トファーナの岩壁直下の傾斜地を進んでゆきます。登り下りは、ほとんどなく高度2300m位を平行移動します。
谷側のザレた傾斜地は直ぐ断崖絶壁となり切れ落ちています。
谷を隔てて、アヴェラーウ山AVERAU(2649m)、チンクエトッリが目線上に見えます。山側はトファーナ・ディ・ローゼの垂直な岩壁が屏風のように迫っています。トファーナ・ディ・ローゼの山容は、伏せたお椀を上から半分に切り落とした形の山で、切り落とされた断面の直下を歩いている様なものです。壁の高さは、1000m位もあります。あまりにも高く、全容を見る事ができません。
トファーナ・ディ・ローゼを巻いて進む中間点近くに、ザレ斜面の勾配が急でトレールも細くなるスリリングな場所があります。この細いトレールで、珍しくトレッカーに出会いました。お互い譲りながらこのスリリングな場所を通過します。

歩いてゆくと誰もいないと思った岩場で人声が聞こえて来ました。はるか頭上垂直の岩場でクライマーがロッククライミングをしています。
その真下の岩壁に、この場所で亡くなったクライマーのメモリアル・レリーフがはめ込まれていました。

トレールはトファーナ・ディ・ローゼの東側まで回り込みます。
トファーナの主峰トファーナ・ディ・メッツォ(TOFANA DI MEZZO 3244m)の稜線上にあるPunta Anna(2731m) Bus De Tofana(3026m)の壁が正面に見えてきます。ここで麓から来たNO403のルートと交わります。NO403のルートはトファーナ・ディ・ローゼとBus De Tofana(3026m)の間にある鞍部 Rif,Giussaniへ続いているのが見えます。このルートは、鞍部を抜けると、、 トラヴェナンツェス峡谷Val Travenanzesに通じています。

ここで私達は、NO403のルートで下って行きます。

ディボーナ小屋Rif A Diobona(2083m)に到着です。ここへは林道が通じており、車で来る事が可能です。
食事を終えたら、小屋の東側の急な斜面を300m位ジグザグに登り、ポメーデスリフト小屋 Rif pomedes(2340m)に到着です。トファーナの山塊の南東の端に来ました。

フォローリアFALORIA(2331m)・ソラピス Punta Sorapis (3205m)の山塊,、ならびに右側にアンテラオ Monte Antelao(3263m)が見えます。眼下にコルティナ・ダンペッツオの街が小さく見えます。
その後、リフトを2回乗り換え、下って行くとレストラン・ピエー・トファーナ Ristorante Baita Pie Tofana(1675m)のあるリフト駅に到着です。
ここえは、車で来る事が可能な為、レストラン目的で訪れる方もいます。

ここから森林の中を、車道沿いに、Rif.Col Drusie(トファーナ・ディ・メッツォ山へ登るケーブカー乗換駅)に向かい、ケーブルでコルティナ・ダンペッツオの街に降りました。

長丁場のトレッキングでしたが、全行程素晴らしい眺望に恵まれ、満足感のあるトレッキングとなりました。

 
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ボルドイ峠 P.so.Pordoi、ピッツ・ボエPIZ・BOE 3170m、セッラ・グループSELLAGRUPPEが一望出来ます。


ファルツアレゴ峠(2109m)とマルモラータMARMOLDA(3342m)




セッラ・グループSELLAGRUPPEとガルデナ峠 Passo Gardena2121m


マルモラータMARMOLDA(3342m)の姿が見えます。


マルモラータMARMOLDA(3342m)  
ボルドイ峠 P.so.Pordoi、ピッツ・ボエPIZ・BOE 3170m、


ファルツアレゴ峠(2109m)



巨大な尖塔を持つ名峰チベッタ山(Monte Civetta3218m)が南方向に遠くかすんで見えます。


遠くにモンテ・ペルモ(Monte Pelmo3168m)が見えます。中央の霞んで見える山。



ケーブル駅を降りるとZIMES DE FANES(
2989M)が屏風のように立ちはだかって見えます。


第一次世界大戦時、イタリア軍とオーストリアの山岳兵が戦った塹壕が岩壁に残っています。塹壕には、谷越しに相手側の陣営を見る為に、断崖の岸壁を削った窓が有ります、


塹壕の跡

正面、3000m級のトファーナ三山。
左がトファーナ・ディ・デントロ(TOFANA DI DENTROM 3244m) 中央がトファーナ・ディ・メッツォ(TOFANA DI MEZZO 3244M)  右がトファーナ・ディ・ローゼ(TOFANA DE ROZE3225m)


谷越えに チンクエトッリ(Cinque Torri)、アヴェラーウAverau山(2649m)。その後方には、フォーミン平原とクロダ・ダ・ラーゴ2701m。フォーミン平原の奥には、モンテ・ペルモ(Monte Pelmo3168m)が見えます。
左側、奥の頂きはソラピス(Punta Sorapis 3205m)、その右端はアンテラオ(Monte Antelao 3263m)です。


塹壕の跡


ZIMES DE FANES(2989M)の山塊



トファーナ・ディ・ローゼ


トラヴェナンツェス峡谷(Val Travenanzes)


チンクエトッリ(Cinque Torri)


中央山道の先、右にアヴェラーウ山(AVERAU 2649m)。左の尖塔はチンクエトッリ(Cinque Torri)


細いザレ場。
ザレ斜面の勾配が急になり、トレールも細くなるスリリングな場所があります。細いトレールで、珍しくトレッカーに出会いました。お互い譲りながらこのスリリングな場所を通過します。


トファーナ・ディ・ローゼ(TOFANA DE ROZES 3225m)の南斜面


山側はトファーナ・ディ・ローゼ(TOFANA DE ROZES3225m)の垂直な岩壁が屏風のように迫っています。


はるか頭上垂直の岩場でクライマーがロッククライミングをしています。


NO403のルートはトファーナ・ディ・ローゼとBus De Tofana3026mの間にある鞍部Rif,Giussaniへ続いています。
急斜面のザレ地に細いトレールがまっすぐ、鞍部迄続いているのが見えます。


トファーナ・ディ・ローゼ(TOFANA DE ROZES 3225m)の南斜面


ディボーナ小屋Rif A Diobona2083mが見えます。



小屋の東側の急な斜面を300m位ジグザグに登ります。


トファーナの山塊の南東の端に来ました。
フォローリアFALORIA(2331m)、ソラピス(Punta Sorapis 3205m)の山塊が飛び込んできます。右端はアンテラオ(Monte Antelao 3263m)


全面ークロダ・ダ・ラーゴ 2701m
背面ーモンテ・ペルモ(Monte Pelmo3168m)





レストラン・ピエー・トファーナ(Ristorante Baita Pie Tofana 1675m)のあるリフト駅


フォローリアFALORIA(2331m)後方はソラピス(Punta Sorapis 3205m)の山塊、右側にアンテラオ(Monte Antelao 3263m)が見えます。眼下は、コルティナ・ダンペッツオの街。


コルティナ・ダンペッツオの街



ZIMES DE FANES(2989M)の山塊


ラガツオイ小屋(Rif Lagazuoi 2752m)からの眺望
セッラ・グループSELLAGRUPPEとガルデナ峠 Passo Gardena2121m


ラガツオイ小屋(Rif Lagazuoi 2752m)からの眺望
ボルドイ峠 P.so.Pordoi、ピッツ・ボエPIZ・BOE 3170m、セッラ・グループSELLAGRUPPE


ラガツオイ小屋(Rif Lagazuoi 2752m)からの眺望
東方向(左)     南方向(中央)     西方向(右)



トファーナ・ディ・ローゼの斜面ルート入り口付近よりの眺望


トファーナ・ディ・ローゼの東側に回り込んだ場所からの眺望
フォローリアFALORIA(2331m)後方はソラピス(Punta Sorapis 3205m)の山塊、右側にアンテラオ(Monte Antelao 3263m)右側雲の下にモンテ・ペルモ(Monte Pelmo3168m)。
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